スマート農業で注目されるロボット技術とAIエンジニア

スマート農業とは、モノのインターネットことIoT、人工知能ことAIなどのIT技術を取り入れた農業のことです。そして、AIやIoTと並び、スマート農業で注目を集めている技術がロボットであり、農業に特化した農業ロボットの開発に乗り出す会社も増えてきました。もっとも、現在のところ多くの人がロボットと聞いてまず思い浮かべるような二足歩行ロボットが、農業の分野で活躍しているわけではありません。しかし、農業ロボットの進化はめざましく、今後二足歩行ロボットが農作業を行うようになる可能性は十分あるでしょう。

スマート農業は今後の発展が期待されていますが、農業経営体のうち、データを活用しているところの割合は、2022年の時点で約22%です。他と比較して導入しやすいデータ活用であっても、そこまで普及していないのが実情です。政府や農林水産省は、データ活用を全ての農業従事者に広げるという目標を掲げていますが、農業の世界はアナログ色が強く、この目標が達成されるかは不透明です。農業ロボットも、現時点では普及しているとは言いがたいものの、農作業のきつさなど、農業にまつわる問題点を解決してくれるのではないかと期待されています。

スマート農業を普及させるために大事なのが、IT技術を取り入れようとする農業従事者の姿勢、そしてスマート農業に取り組むエンジニアの力です。本格的なスマート農業を導入するのであれば、高い実力を持つエンジニアの力は必ず必要となります。AI、そしてロボットを活用するのであればAIエンジニアの力は欠かせず、実際に農業分野の明るい未来を担う仕事として需要が高まっているため、これを機会にAIエンジニアを目指すのも手です。